株でマイナスになったときの対処法とは?

★株の取引でマイナスになるのはどんな時?

f:id:jitakudekasegi:20211221055351p:plain


誰もが株の取引で出したくないのが

マイナスです。

 

マイナスを出してしまうと、

自分の資金を失ってしまいますし、

資産を増やすために行っている

株において失敗をしていることになるためです。

 

そんな株のマイナスには

出てしまう2つのパターンがあります。

 

ひとつは、

株の買値よりも

株価が下がり元本割れを起こした時、

 

もうひとつは

信用取引において

元本以上の損失が発生した時になります。

 

どちらも

株におけるマイナスを意味しており、

特に元本以上の損失の発生は避けるべきです。

 

そこでまずは、

株の取引において

マイナスが出てしまう時について紹介をします。

 

トレードに慣れていない初心者の方は、

ぜひマイナスとなってしまうパターンを理解しましょう。

 

★買値よりも株価が下がり元本割れを起こした時

f:id:jitakudekasegi:20211230041848p:plain



株でマイナスになってしまう時には、

買値よりも株価が下がり

元本割れを起こした時となります。

 

空売り(売りから入れる注文)で

建玉をしていた場合は、

逆に株価の上昇により

資金がマイナスとなることがありますが、

今回は基本的に買い玉を建てた例で

見ていきましょう。

 

株は買った時の価格よりも

株価が上昇した時の差額で利益が出ます。

 

逆に買った時の価格よりも

株価が下落した際には損失となりマイナスがでます。

 

この買った時の価格よりも株価が下がり、

当初投資金にマイナスが出てしまうことを

元本割れが起きたというのです。

 

例えば、

100万円で株の取引をはじめて

20万円のマイナスを抱えたときに、

資金が100万円よりも減少した80万円となってしまうことです。
(100万円-20万円=80万円)

 

この元本割れが起きてしまう状態を

株ではマイナスと呼ぶことが多いのです。

 

しかし、

株式投資において

株を買った瞬間から

株価は必ず上昇するわけでは無いので、

一時的にマイナスを抱えてしまう場合もあります。

 

そのため、

株を購入してから上昇トレンド中のマイナスであれば、

一時的なマイナスの可能性もあるので

その後株価上昇も期待できますが、

下降トレンド中だと

その後の大きなマイナスに

つながることがあるので注意が必要です。

 

株価の流れを捉える力は、

株式投資において必要な力と言えるでしょう。

 

 

信用取引で元本以上の損失が発生した時

ソース画像を表示
株式投資では、

資金を約3.3倍に増やして

取引が行なえる信用取引という方法があります。

 

例えば、100万円の資金で信用取引を行うと、

約330万円の取引を行うことができます。


この330万円の内、

230万円分は各証券会社から

お金を借りている状態となるので、

万が一に元本である

100万円以上の損失が出てしまうと、

差額分は返済しなければならないのです。

 

ここで株においてマイナスとなってしまうのが、

例えで紹介をした100万円以上の損失が出てしまう時です。

 

100万円で株の現物取引を行っている際に

50万円分の損失が発生すると

100万円のうち50万円しかマイナスとなりませんが、

 

信用取引だと

3.3倍の165万円の損失が発生し

100万円-165万円=-65万円分

のマイナスとなります。

 

そして

-65万円分のマイナスのことを追証と呼び、

証券会社に借金として返済しなければならないのです。

 

このように

信用取引において

元本以上のマイナスが出てしまった際には、

大きな痛手となるので注意が必要です。

 

★マイナスが出そうな時にできる対処法

ソース画像を表示
株の取引において

マイナスは極力小さく抑えるべきです。

 

マイナスが小さければ

次に投資ができる金額を

減らさずに済みますし、

 

取引においては

価格の変動に対して

上手な立ち回りができている証拠だからです。

 

もちろん、

マイナスが出てしまう時を

知ったのであれば、

その対処法はセットで知っておくべきです。

 

 

・マイナスの膨らみを抑えるために損切り

f:id:jitakudekasegi:20211227065124p:plain


マイナスが出そうな時にできる、

一番の対処法が損切りとなります。

 

損切り

現在保有している株でマイナスが出た時、

もしくは出そうになっている場面

において決済を行う手法となります。

 

株価変動の予測が外れて、

持ち株でマイナスが発生した際に、

それ以上マイナスが

膨らまないようにするためです。

 

もし損切を行わなければ、

株価の下落トレンドが強い場合には

大きなマイナスとなるかもしれません。

 

そのような事態を避けるためにも、

損切りは行わなければならず、

株の取引においては

必須の手法とも言えます。

 

買った株が必ず上昇することは

あり得ませんからね。

 

 

 

・慣れないうちは現物取引を行う

f:id:jitakudekasegi:20211221064041p:plain



株のマイナスでは、

信用取引

元本以上の損失が発生した時があると

紹介をしました。

 

このマイナスは

できる限り避けるべきマイナスであり、

最悪の場合には

返済できないほどの

追証となる恐れがあるためです。

 

そのため

株の取引になれていない初心者は、

信用取引ではなく

現物取引に徹すると言うのも一つの対処法です。

 

現物取引であれば、

追証が発生することはありませんし、

万が一に

最大のマイナスが発生したとしても

元本が0円となるだけで済みます。

 

追証が発生してしまい、

返済できないほどの

借金を抱えてしまうと

完全に相場から退場をしてしまう結果となるので、

 

現物取引

まずは集中し

信用取引のリスクを

理解するようにしましょう。

 

株の取引に慣れてくれば、

信用取引における

株の空売りも一つの武器となるので、

完全に避けるわけではなく、

手段の一つとしていつかは使える

と思い勉強をしておきましょう。

 

 

・初心者はナンピンには手を出さない


株の取引において

マイナスが発生している際に、

損切り以外に切り抜けられる方法があります。

 

それは、

株価の下落が一時的なものであり、

将来的に株価上昇に転じると予測をして、

マイナスを抱えている状態で

株を買っていくナンピンとなります。

 

ナンピンは、

買値よりも低い価格で株を追加購入する手法であり、

持ち株の平均購入価格を下げることができるのです。

 

しかし、

ナンピンは高度な手法であり、

一歩間違えばマイナスは

さらに拡大してしまうのです。

 

300株しか保有していないかった銘柄において、

ナンピンで200株を買い500株に増え、

さらに予測と外れて株価の下落が続いた際には

合計500株分のマイナスを抱えてしまうのです。

 

チャートできちんと

株価の下落トレンドから

上昇トレンドへの転換が予測できなければ、

ナンピンはマイナスを拡大させてしまう

一手となるのです。

 

そのため、

初心者は

そもそもナンピンに手を出さないようにして、

損切りを行うようにしましょう。

 

株の取引において

100%マイナスが発生しない

ということはありません。

 

そのため

マイナスが発生してしまう時と

対象法については必ず知っておくべきです。

 

そして損切に関しては、

マイナスを拡大させないために

一番有効な方法であるため

優先的に対処法として覚えましょう。

 

ナンピン信用取引についても、

初心者のうちはなるべく使うことを避け、

慣れてきたときから

手法の一つとして取り込むようにしてください。

 

ナンピン信用取引も、

使う場面によっては

大きなプラスを狙えるものとなるためです。

 

ぜひ、

マイナスになってしまう時と

対処法を理解して、

株で稼いでいきましょう!